今年度の表紙のテーマとして 「童謡」 を取り上げることにした。
昔から歌い継がれている 「童謡」 が廃れてきているように感じたからである。
厚生労働省研究班の筑波大学安梅勅江教授が実施した調査によると幼児期に親と一緒に好きな童謡などを歌う機会が少ないと、小学生になってから 「あまり頑張れない」と感じる割合が増える傾向があることが分かったそうだ。 「一緒に歌うことは、親子の楽しいかかわりの象徴。 こうした触れ合いが、 子供の発達に良い影響を与えることがあらためて示された」 と話されている。
同研究班は継続的に調査しており、 幼児期の成育環境がその後の心身の健康にどんな影響を与えるのかを調査した結果、 幼児期に保護者が 「家庭で子供と遊ぶ機会がめったにない」 としていた児童が 「あまり頑張れない」 と答える割合は、 月に1回でも遊ぶ機会があった子の3倍以上あり、 別の分析方法で 「頑張れない」 こととの関連が強い
答えを調べると、「一緒に歌を歌う機会がほとんどない」 であることが分かったそうだ。
たかが 「童謡」 と思われがちだが、一曲一曲のよさを再度見直していきたいものである。
二宮 一朗
